▼cast
青葉 幸(あおば こう)男18
未来歩の彼氏だが、他に好きな人がいた。それを諦め、未来歩ときちんと付き合うことにした
夏風 未来歩(なつかぜ みらふ)女18
蓮の親友、幸の彼女。自分の価値が分からなくて、幸以外の男と遊びはじめる。大人し目で美人
安藤 茶奈(あんどう ちゃな)女16
幸のことが好きな幸の家のお隣さんいつも熊のぬいぐるみを抱えてる。明るいが幸のことになるとよく泣く
菊地 蓮(きくち れん)女18
未来歩のことが好き。お姉さんっぽい性格。
宝迫 京矢(ほうさこ きょうや)男20
チャラい大学生。可愛い女なら誰でも好き。
▼story
それぞれ最低なことをしていると、心の中では、そう思っていても、辞められないことって、あるよね?
▼本編
蓮”未来歩モテるから、もう少し気を付けた方が良いんじゃない?ちゃんと付き合い出したなら、尚更さ。”
幸”菊地からそう言われたのは昨日のこと。確かに、未来歩はモテる。だけど、どういうことだ?未来歩は今まで男遊びをしたことなんて、一度もない。そう、‘恋人ごっこ’をしてた頃だって、一度も。”
未来歩「幸、どうしたの。」
幸「え、いや、なんでも。」
未来歩「ふふっ。変なの。」
幸「そう、だよな。」
”そう。未来歩は浮気なんかしっこないし、ましてや男遊びなんか。するわけないよな。”
未来歩「今日、どこいく?」
幸「あ、そうだな...じゃあ...遊園地」
...───────菊地 蓮 視点
蓮”青葉 幸...未来歩に近づくハイエナ。小さい頃から、未来歩は私の子だった。誰にも渡さない。誰の所にも行かない。そのハズだったのに。アイツが全部横取りして、今では我が物顔で未来歩の横にいる。...許さない。絶対に許さない。”
(携帯を開く)
蓮「ふーん。遊園地行くんだ。...フッ。GPS...付けてて良かった。今行くね。未来歩。」
...─────────
青葉 幸、夏風 未来歩 視点
未来歩「あ、ねぇ。あれ、乗ろう?」
幸「ん、お化け屋敷、?未来歩、お化け屋敷なんか好きだっけ。」
未来歩「うん。」
”...なんて、本当は嘘。ただ、なんでかな。最近、なんだかハラハラするような事を望んでる。スリルや危機感がゾクゾクするの。..ねぇ、幸?あなたに、もしも好きな人が出来た。なんて言ったら、どんな顔するのかな。”
...
未来歩「楽しかった。」
幸「そ、そうか?」
未来歩「あ、蓮ちゃん。」
蓮「よっ。未来歩。」
未来歩「奇遇だね!蓮ちゃん、デート?」
蓮「私が男を寄せ付けるとでも思うの?」
未来歩「あー、だよね!じゃあ、1人?」
蓮「1人。そしたらさ、未来歩が歩いてるの見つけて、こっち来ちゃった。」
未来歩「そうなんだ。偶然だね。」
蓮「うん。...未来歩はやっぱりアイツと一緒か。」
未来歩「あ、うん。そうなの。」
蓮「ふーん。」
幸「...なに。」
蓮「べつに?」
未来歩「あ、そうだ。次あれ、乗らない?」
...──────夕方
未来歩「楽しかったね。」
幸「ああ...(こいつと一緒だったのは気に食わなかったけど。)」
蓮「なに見てんの。」
幸「え、いや。み、未来歩。家まで送る。」
未来歩「あ、うん。」
(蓮、未来歩の腕を掴む)
未来歩「...?」
幸「なんだよ、菊地」
蓮「未来歩は私が家近いし。私が送る。お前は反対側だろ」
幸「はぁ?そんなの関係...」
未来歩「あ、そうか。そうだね。幸、またね。」
幸「え、あ、ああ...。」
蓮「じゃ。」
”未来歩は渡さない”
...
未来歩「ねぇ?蓮ちゃん。」
蓮「なに?未来歩」
未来歩「蓮ちゃんは、好きな人とかいないの?」
蓮「未来歩」
未来歩「え?」
蓮「好きな人。未来歩だよ。」
未来歩「またまたぁ。昔からそう答えるけどさ!本当はいるんでしょー?男の人で、好きな人。」
蓮「いないよ。あんな生き物は嫌い。」
未来歩「そっかぁ、あ、家つくし、ここでいいよ。」
蓮「今日、親父さんたち居ないの?」
未来歩「え?うん。2人で旅行だって。今時夫婦みずいらずで旅行なんて、ラブラブだよね笑」
蓮「泊めて。」
未来歩「え?」
蓮「ひさしぶりに、未来歩と泊まりしたいなーって。だめ?」
未来歩「あ、ううん!いいよ!あがって。」
蓮「久々に上がるね。」
未来歩「そうだね。最近は幸と遊ぶことが多かったし。」
蓮「...うん。」
未来歩「うんっ。」
蓮「ねぇ、未来歩」
未来歩「ん?」
蓮「アイツのこと、すき?」
未来歩「幸のこと?...すきだよ。」
蓮「なんで?」
未来歩「なんでって..(笑)」
蓮「彼氏だから..?」
未来歩「ん...」
蓮「アイツには、好きな人がいるのに...?」
未来歩「蓮ちゃん...泣いてる、?」
蓮「未来歩..嫌だよ..あんなやつに、未来歩を取られたく無いの..」
未来歩「蓮ちゃん...」
━━━━━.....青葉 幸 視点
幸「くそ..!くそくそ!!..」
(なんなんだよアイツ...「未来歩は私が家近いし。私が送る。お前は反対側だろ」って..?ああそうだよ!!だからなんだよ..。普通、彼氏である俺に送らせるだろ..!?で、送ったとこでいいムードになるもんだろ、!?なんなんだよもう!!)
[ピンポーン]
幸「だれだよこんな時に..!」
[ガチャ]
幸「はい。」
茶奈「幸くん...」
幸「あ、茶奈..?どーした。」
茶奈「帰り道、見かけて。なんだか荒れてるみたいだったから心配で..」
幸「え?ああ、ごめん。」
茶奈「..大丈夫?顔色良くないよ、?」
幸「ごめん。ちょっと彼女といろいろあって」
茶奈「...。幸くん」
幸「ん?」
*茶奈、幸に抱きつく
幸「え、なに。」
茶奈「彼女さんのことで、辛かったなら、私で慰めて..?」
幸「はぁ..?」
(茶奈..?こいつ、何を。)
茶奈「今だけでもいい。茶奈を見て..?..。その...だ...抱いて..?」
幸「..っ!何言ってんの!?」
茶奈「お願いだよ..(泣)」
幸「ち、茶奈..?」
茶奈「茶奈..ずっと幸くんが好きだったのっ...。生まれた頃から、ずっと幸くんはそばにいて..幸くんは茶奈の王子様なのっ..!」
幸「...。」
茶奈「そんな幸くんが、彼女さんを作って、どこかに行っちゃって..茶奈..どうしようって思ってた..でも、幸くんは今、ここにいる。..茶奈の手がとどくところにいる..!」
幸「..馬鹿。チュッ」
*幸、茶奈にキスをする。
茶奈「...!幸くん..?///」
幸「..抱いていい?」
茶奈「...!うん...!」
...━━━━━━━━夏風 未来歩視点
未来歩(結局..朝起きたら、バイト行ってくるって書き置きを置いて、蓮ちゃんは居なかった。..昨日の蓮ちゃん..なんだか可愛いかった..まるで、私に恋をしてるみたいに。)
京矢「ねぇ。」
未来歩「...」
京矢「ねぇ!未来歩ちゃんー!」
未来歩「ん、私??」
京矢「そっ♪」
未来歩「...どこかで会いましたっけ。」
京矢「ほら、この間のカフェでさ。」
未来歩「..あ。」
(幸の好きな人の彼氏さんだ...)
京矢「思い出してくれた?」
未来歩「あの女の人の男。」
京矢「ンッ?あー、綾のこと?」
未来歩「はい」
京矢「アイツは違う違う。ただの友達。」
未来歩「腕組んでたのに..?」
京矢「んー、だってアイツは他にも男いるし?」
未来歩「..!そんなにクソな女なんだ..」
京矢「可愛い顔して、君けっこう言うのね(笑)」
未来歩「...そりゃあ。」
京矢「でも、そうだよ。アイツは男と寝れればそれでいいの。」
未来歩「そうですか..」
京矢「ねぇ。だから、俺と付き合わない?」
未来歩「..私、彼氏いますけど?」
京矢「幸くんでしょ?」
未来歩「はい。」
京矢「大丈夫大丈夫♪あの子鈍そうだし。♪」
未来歩「...そういう問題なのかな?」
京矢「人生楽しんだもん勝ちよ?未来歩ちゃん♪」
未来歩「んー、」
京矢「それにさ。」
未来歩「ん..」
京矢「幸くんだって、未来歩ちゃんと付き合ってる時、綾と寝てたみたいだし。」
未来歩「...!」
京矢「俺なら、未来歩ちゃんを愛してあげるよ?」
未来歩「...私は..」
京矢「俺のになりなよ。」
...━━━━━━━━━━━
幸「...なんでだろう。綾さんのことは、確かに諦めたらはずだった..なのに...まだ綾なんのことが好きな自分もいて...そして、ずっと幼なじみだって高をくくってた茶奈のことも..抱いてしまった..未来歩のこと、大切にするって決めたのに..俺、どーにかしてるのかな..」
茶奈「...幸くんが幸せならそれでいい。たとえ他の女の人のことを見ていたとしても、茶奈は幸くんが幸せでいてくれたら、笑っていてくれたらそれでいいの。
幸くんは..茶奈の王子様。だから茶奈は幸くんに尽くすの。
幸くん..好きだよ..。」
京矢「人の女(もの)って、欲しくなる。綾に惹かれたのも、最初はそうだった。
人に惚れてる女を、俺のものにする。..気持ち良いよな。
未来歩ちゃん..未来歩ちゃんはもう、俺の獲物だよ。」
未来歩「絶対やってはいけないって分かってる。想ってくれてる人がいるのに、他の男と寝るなんて、浮気行為だから。でも...幸は私を想っていないんだよね?
..愛してないんだよね?..なら、これって、浮気行為になるのかな?」
蓮「未来歩はあたしのもの。それは絶対に変わらない。他の男なんかには渡さない..すぐに未来歩を傷つける..未来歩を汚す男なんて、みんな要らない。
..未来歩には、私さえいればいいの。」
全員「ねぇ、これって最低ですか?」
end
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